デザイナーの採用と育成の取組み
アイフルグループは「100年続く企業」を目指して、IT企業への変革を掲げており、システム・UI/UXの内製化を加速させています。
そして、この取り組みにおける重要な人材として、ITエンジニアのみならず、デザイナーの採用と育成にも注力しているところです。
今回の記事では、アイフルグループのデザイナーが所属する「デザイン室」に注目し、その採用や育成の取組みについてご紹介します。
多様なバックグラウンドを持ったデザイナー集団
現在、デザイン室には約20名のデザイナーが所属しており、2025年4月には初めて新卒デザイナーが一般公募から入社予定です。また、中途採用では、外部のデザイン会社やWEB制作会社の出身者が多く、グラフィックデザイン、UIデザイン、ディレクション、さらにはSEOなど、それぞれ得意分野を持った社員がいます。
全く異なる職種からリスキリングを経てデザイン室に社内異動してきたメンバーも在籍しており、多様なバックグラウンドを持つデザイナーが集まることで、さまざまな視点でアイデアやクリエイティブを生み出せることがデザイン室の強みとなっています。
デザイン室のオンボーディングと
スキルアップに向けた充実の研修・制度
デザイン室には、さまざまな研修や勉強会を含んだ育成環境が整えられています。
新卒研修では、トレーナーとして日替わりで先輩社員が講師を務め、約半年間のトレーニングプログラムが用意されています。デザインに関することや業務上の不明点など、他のメンバーに聞きながら安心して業務に臨めるサポート環境が整っており、アイフルグループのデザイナーとして、スキルを着実に習得することができます。
デザイン室全体ではスキルアップのための勉強会や研修が頻繁に実施されています。例えば、金融系サービスのアプリなどの競合調査や、UI/UXに関する本やブログの輪読会などが週次で行われ、金融カテゴリー専属のデザイナーとしての知識を深めています。
またオブジェクト指向のUIデザイン(*OOUI)ワークショップを月一回実施し、コーディングの基礎、アクセシビリティなどを学ぶことで、デザインの実装時の調整力やユーザービリティの向上を図っています。
このような研修や勉強会を通して、デザインはもちろん、マーケティングなどのデザインの枠も超えて、最新のトレンドや技術の習得に努めています。
*「Object Oriented User Interface」の略。オブジェクトとは「対象」「目的」あるいは「目当てのもの」を指し、ユーザーからのオブジェクトを起点に設計されたUIのことを指す。
デザイナー採用を強化するために
内製化を進める当社グループにとって、デザイナーの採用と育成は今後も重要な戦略の一つです。
より優秀なデザイナー人材の採用に向けて、外部イベントへの積極的な参加や登壇を行っています。例えば「*ViViViT(ビビビット)」が運営するポートフォリオの展示やデザイナー交流会、ほかにも採用イベントや広報記事の発信など、採用に向けたアイフルグループのデザイン室の知名度と魅力を高める努力を続けています。
今後もさまざまなバックグラウンドを持つデザイナーたちが、互いに刺激を受け合い成長できる環境を整えつつ、スキルアップとともに採用活動の強化を目指していきます。
* デザインのポートフォリオを作成・投稿・見つけることができ、ポートフォリオを通してデザイン人材と出会うことができる、日本最大のデザインに特化したマッチングプラットフォーム。