アイフルグループの新たな挑戦!デザイン部門のインサイト活用
アイフルグループのデザイン部門は、新たにデコム様の「インサイトスクール」を導入し、先日、その導入事例が掲載されました。
「顧客の心を掴む」という言葉が重視される中で、アイフルグループが
どのように顧客理解の深化に取り組んでいるのかをご紹介します。
インサイトスクールとの出会い/導入背景
現在、アイフルグループの主軸となっている、カードローン事業ではCMや広告の出稿数が勝負となっている一方、ペット保険やライフカードのような市場では、数の勝負ではなく、顧客の心を捉えることが成功の鍵となって
いることをデザイン室では感じています。
そんな中、デコム社の「インサイトスクール」というプログラムに出会い、特にその著書『本当の欲求は、ほとんど無自覚』に大きな影響を受けました。
この本の中でわかりやすく具体的にインサイトの捉えていく手法を見て、
インサイトスクールの導入を決めました。
インサイトスクール受講後3つの変化
1.情緒的価値を伝える力
これまで、デザイン室の中で情緒的価値を重要視する言葉は多く使っていましたが、
他部署にその価値を伝えるのは簡単ではありませんでした。
インサイトスクールで学んだフレームや構造化の手法を活用することで、情緒的価値をより客観的に、具体的に説明できるようになりました。
この変化により、チーム内での共通理解が生まれ、インサイトトレーニングで学んだことを活かした企画の立案を円滑に進めることができるようになりました。
2.日常生活の中でインサイトと触れ合う意識が芽生える
受講後、日常生活の中でもインサイトを意識するようになり、自分自身の
行動や選択の背景にある心理を振り返る力が養われました。
例えば、コンビニでカップラーメンを手に取った時、なぜ自分はカップ
ラーメンを手に取ったのだろうかと後から考えてみたり、日常生活の中で
インサイトと触れ合う意識が芽生え始めました。
3.トレーニング
受講後、デザイン室では定期的にインサイトトレーニングを行うようになりました。
具体的には、チームをいくつかに分けて、最近流行っている商品などお題のテーマについて、シーンからバックグラウンドなどインサイトを構造化して考え、グループごとに価値を導き出すという流れでトレーニングを行っています。
このようなインサイトトレーニングを行うことにより、メンバー間での共通理解がより深まり、議論も円滑に進むようになったと感じています。
~今後の課題~
今後は、学んだ内容を他の部署にも広め、組織全体でインサイトの理解を深める必要があると感じています。
インサイトを捉えることができていればデザイン室としても骨太な企画を生み出していけると思っていますので、良い結果を残すことができるということを示して、グループ全体にインサイトを浸透させていければいいなと思っています。