見出し画像

【AG Capital Vol.1】新時代のイノベーションをけん引するスタートアップ企業 株式会社miive

こんにちは!
アイフルのnote編集担当チームです!

アイフルグループには、コーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)としてベンチャーキャピタル事業を営む「AG Capital株式会社」があります。

今回は、AG Capitalの出資先である株式会社miive(以下、miive)をご紹介!
miiveは、AG Capitalが出資する以前からライフカードと事業提携しており、共同でプロダクト開発に取り組んでいます。
AG Capitalで活躍中の若手キャピタリストの田口さんと、miive社代表の栗田さんとの対談形式でお届けします!

<株式会社miiveの概要>

所在地:〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-27-5 リンクスクエア新宿 16F
代表者:代表取締役 栗田廉
設立日:2020年7月2日
事業内容:ブランドプリペイド事業、福利厚生事業


<代表者プロフィール>

代表取締役CEO 栗田 廉
2020年に株式会社miiveを創業。人的資本経営を支える次世代の福利厚生プラットフォーム『miive(ミーブ)』を展開。2022年すごいベンチャー100、Forbes 30 Under 30 Asia 2023選出、ソフトバンクアカデミア15期生。

福利厚生プラットフォーム『miive』

『miive』はプリペイドカードタイプの福利厚生プラットフォームとなっており、ポイント付与による働きやすい環境の提供、カジュアルな交流が生まれる居場所を作りだすことが可能となっています。書籍購入用や従業員同士の食事における支払い用など、様々な用途のポイント付与が可能であり、カスタマイズ性も高いことが特徴です。


起業のキッカケは『大義』と『野望』から

(写真左:miive社 栗田さん、写真右:AG Capital 田口さん)

田口:
栗田さん、今回は貴重なお時間をいただきありがとうございます。

栗田:
とんでもないです。こちらこそ、本日はよろしくお願いします。

田口:
さっそくですが、栗田さんはどんな経緯でこの事業を立ち上げたんですか?

栗田:
就職活動中に様々な企業の福利厚生を見てきましたが、あまり従業員に利用されていない実態を知り、現状の福利厚生制度に違和感を持ちました。この違和感はビジネスにつながると考え、福利厚生事業で起業しました。

田口:
鋭い着眼点ですね。もともと起業の意志はあったんですか?

栗田:
実は、小学2年生ぐらいの頃から起業したい気持ちがありました(笑)
育ちがあまり裕福な方ではなくて、家もボロボロのアパートで、目の前がちょうど通学路に面しているから、そこから出てくる姿を同級生などに見られるのが嫌でした。

田口:
そんなに若い頃から起業意志があったんですね。

栗田:
貧乏がめちゃくちゃコンプレックスで、当時は惨めな気持ちを感じていたんです。でも同時に「はやく母ちゃんを幸せにしてあげたい」という気持ちもあったし、コンプレックスから来る反骨心といいますか、何も後ろ盾が無い状態で「てっぺんまで登ってやる」という気持ちもありました。母親を幸せにしたいという大義と、てっぺんまで登ってやるという野望をモチベーションに起業しました。

miiveが考える社会的意義

田口:
栗田さんは、miiveの社会的意義について、どう考えていますか?

栗田:
まず、豊かな国を作りたいというのが、私の夢です。豊かさを作るには、経済を成長させるための労働生産性・雇用の流動性・働き手の数といった面にアプローチして、金銭的かつ物質的な豊かさを高めることも必要ですし、一方で気の許せる仲間がいたり、パートナーと愛を感じたり、そういった精神的な豊かさも必要だと考えています。

田口:
物質的な豊かさと精神的な豊かさですか。

栗田:
雇用の流動性を変えることはハードルがまだ高いのですが、健康的な生活を促して労働生産性を上げたり、プライベートとキャリアを両立させる仕組みを整えて、働き手を増やすといったところは、福利厚生で実現できるものだと考えます。また、人間は社会的な生物であって社会的帰属意識に幸せを感じるものです。例えば、従業員同士のランチなどコミュニケーションのきっかけがあることで気の許せる仲間を作れたら、その会社で働く意義も作れて、会社への定着率にも強く影響すると考えます。これらがmiiveの社会的意義であり、福利厚生プラットフォーム『miive』で実現できるものと思っています。

田口:
なるほど。特に気の許せる仲間(精神的な豊かさ)がいるといないとでは、仕事へのモチベーションも変わってきそうですよね。

スタートアップとして社会課題に挑戦する栗田さんの話を聞き、出資の決め手について

田口:
出資の決め手の一つは、『miive』のサービス設計です。従業員へ働きやすい環境と心身の安定を与えられる点や、経費精算の手間もかからないなど、従業員と企業がお互い損をしないモデルであることが魅力に感じました。二つめは、栗田さんの既存の福利厚生システムを変えたいという熱い想いが感じられたことですね。

他社の福利厚生システムは利用率が3割程となっている一方で、miiveのシステムは9割超となっており、私はこれが福利厚生のあるべき姿だと思っています。経理業務の手法も選べて事務作業の負担軽減ができる点や、従業員の心身の安定を求められるようにフレキシブルに設計ができるシステムとなっている点は、miiveにしかないプロダクトだと思いました。加えて、栗田さんの既存の福利厚生システムを変えたいという熱い想いを感じられたところが、出資の決め手ですね。

今後、大手企業への導入が進むことで世間への認知度向上に期待しています。

AG Capitalの印象

田口:
AG Capitalに対してどんな印象を持っていますか。

栗田:
田口さんに対する印象にもなりますが、とにかくレスポンスが早いことでした。スタートアップ企業はスピードが命なので、こちらのスピード感とAG Capitalのスピード感がマッチしていたのは非常に助かっています。

田口:
そう言っていただけるとありがたいです笑

栗田:
加えて、『miive』のアイフルグループへの導入にもしっかり動いていただいたり、当社の中長期的な経営方針と時間軸に合わせて支援を行っていただけたりと、当社に寄り添った対応をしていただけていると感じました。

アイフルグループの印象

田口:
アイフルグループ全体に対しての印象はどうですか?

栗田:
社会に必要不可欠な存在だと思っています。『ローン』に対して、世間からは様々なイメージを持たれていると思いますが、生きるうえで不可欠となるサービスだと考えます。

今後の展望

田口:
最後に、今後の展望を教えてください。

栗田:
創業時から「5年で1,000億円、10年で1兆円企業」を目指しています。正直なところ、5年で1,000億円は現状だとかなりアグレッシブな計画ですが、10年で1兆円はルーフショット※の範疇です。
※実現可能な達成基準のこと

物価高やインフレである昨今において、従業員の待遇改善を考えられている企業が多くいらっしゃいます。ここ最近では、最も従業員への人的投資、待遇改善ができる方法として、福利厚生を導入する企業が増えており、『第三の給与』のようなイメージでmiiveを導入いただいております。miiveも、さらに従業員の金銭的負担に寄与するサービスを今後展開したいと思っています。