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アイフルグループにインド工科大の卒業生がいる!?
こんにちは!アイフルのnote編集担当チームです!
アイフルグループでは、海外からの採用も積極的に行っており、インド・タイなどの様々な国からたくさんの方が入社していますが、「インド工科大学(IIT)の卒業生がアイフルグループで活躍中!」と聞いてもあまりイメージがつかないかと思います。今回は、IITから入社したメンバーのご紹介と、どのようにアイフルグループで活躍し、貢献しているのかを深堀りしていきたいと思います。彼らが持っているスキルや視点がどのように日本国内のチームと融合し、グローバルなVISIONを実現するための鍵となっているのかをお伝えしていきます!!
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・インド工科大学(IIT)ってどんなところ?
インドの経済的・社会的な進歩を目的として、科学者や技術者を養成するために1951年ジャワハルラール・ネルーにより第1校が設立されました。
工学と科学技術を専門とするインドの国立大学として、インド国内に現在は、23校創設されています。各校は独自の組織を有してはいますが、共通の入学試験・手続きを実施し、これらの公務を総括するインド工科大学協議会により相互に連携されています。
世界に優秀なエンジニアを数多く輩出する名門校となっているインド工科大学はインドの理系大学の最高峰と呼ばれており、入学難易度が高いことが知られ、世界一入試倍率が高い理系大学と言われているほどです。
アイフルグループでは、2024年インド工科大学卒業生より学部卒5名・修士卒2名を採用しています。
▼インド工科大学 公式ホームページ
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・アイフルグループで活躍するグローバル人材
アイフルグループは、「For Colorful Life. 自分の色が輝く社会に」というVISIONのもと、多様性・国際化を推進しています。インド工科大学のあるインドだけでなく、中国や韓国、タイ、ミャンマー、モンゴルなどのグローバル人材が81名も在籍しているってご存知でしたか?※2024年12月15日時点
多くの方がアイフルグループは「日本人ばかりで固い職場」と思っているかもしれませんが、実際にはタイ(AIRA&AIFUL)やインドネシア(REKSA FINANCE)などアジア各国にも進出し、グローバル企業として積極的な海外展開を進めています。日本から派遣され、現地スタッフとともに各地域のニーズに合ったサービスを提供し活躍している社員もいます。また、海外から入社したグローバル人材は、デジタル推進部門やデータアナリティクス部門などといった専門分野で活躍しています。
タイ最高レベルの大学であるチュラロンコン大学では、データ分析のハッカソン(技術者らが与えられたテーマで開発・成果を競うイベント)を開催した際、採用募集をかけたところ反響があったことがきっかけとなり、優秀な理系・技術者を採用することもできました。インド工科大学の学生は、幅広いIT経験と非常に高いITスキルを持っていますが、入社後はアイフルグループの支援制度を使いITスキルを高めるだけでなく、語学教育や日本語学習にも積極的に取り組んでいます。異なる文化や価値観を持つチームメンバーが協力し合い、お互いの視点を尊重しながら業務を進めています。
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・インド工科大卒業生に聞いてみた「実際アイフルグループで働いてみてどうなの?」
データアナリティクス部門とデジタル推進部門に在籍している2人にインタビューしてみました。
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ーアイフルグループに入社したきっかけは?
〇ティワリさん
元々金融業界でデータサイエンスのキャリアを始めたいと思っていた時に、アイフルの募集があったので興味を持ちました。日本で働くことに興味があり、会社のこと、日本の働き方について調べるうちに「アイフルグループへの入社は、将来のキャリアの基盤になる」と感じました。正直、初日はすごく緊張していましたが、日本での生活をスタートするのに必要なほとんどのサポートを会社で対応していただきました。仕事では、自分のアイデアを自由に出せる環境があり、迷っている時はチームメンバーも助けてくれるのでとても居心地がいいです。
▼デオラさん
学生時代、海外で働くなんて想像もしていませんでしたが、東京でのインターンを経験して、その考えが変わり、日本で働きたいという気持ちが強くなりました。
私の大学から100人ほど、日本の企業で働いていますが、残業が多く、長期休暇も難しいと聞いていましたがアイフルの募集内容を見てワークライフバランスが良さそうで、特に2回の帰国制度や言語サポートなどの支援制度がしっかりしていると感じ、応募しました。
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―入社する前に持っていたスキルなどはありますか?またどのように今の業務に反映されていますか?
〇ティワリさん
データサイエンスとAIの分野で経営学修士を修了していたので、機械学習やPythonプログラミング、データ分析、ビジネス管理のスキルを持っていました。過去のインターンでは価格分析の経験も積んでいました。幅広い知識や経験があったおかげで、新しいサービスの提案や難しいタスクにも挑戦することができています。上司から「いい仕事」だったと褒められた時は本当にうれしかったです。
▼デオラさん
入社前のインターンでは、LLM(大規模言語モデル)を使用した業務で、AI技術を活用した仕事で言語モデルを使って実際の業務に役立つシステム開発に携わっていました。またデータアナリティクスの仕事も経験し、データの解析や視覚化を行うことができました。大学では、データサイエンスを専攻し、主にマシンラーニング(機械学習)やディープラーニング(深層学習)、SQL(データベース操作言語)、パワーBI(データ可視化ツール)などを学びました。また、C++やPythonなどのプログラミング言語も学んでいたので、コーディング大会へも参加して楽しみながら技術を磨きました。今の業務には、データストラクチャ、アルゴリズム知識、プログラミング知識はとても役に立っています。
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ー将来的にアイフルグループでどのようなキャリアを築いていきたいですか?
〇ティワリさん
データサイエンスとビジネスコンサルティングの分野で更なるキャリアを積んでいきたいと考えています。そのためにも、機械学習や深層学習のスキルをさらに伸ばして、常に最新のトレンドを把握できるようにしていきたいです。自分の仕事が会社に良い影響を与える瞬間をやりがい感じています。また、アイフルグループに入社したことをきっかけにして、日本の金融業界についての知識をもっと深めていきたいと思っています。
▼デオラさん
言葉の壁はあり、通訳などのサポートが必要ですが日本語の勉強もしているので、これからもっと日本語のコミュニケーション能力を向上させ、チームワークを大切にしながら働いていきたいと思います。また今は様々なことを経験するチャンスがあるので、技術的なスキルアップの機会を優先したいと思っています。将来的には、リーダーのような役割に就ければいいなと思っています。
・インド工科大卒業生について、部長へインタビューしてみた📣
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▼データアナリティクス部海田部長
ーインド工科大学からの入社があると聞いて、どのような印象を受けましたか?
最初はIT大国であるインドから採用という事で驚いたのと緊張が高まりました。しかし、異なる文化や経験をもっていることで、課題解決やアイデアの創出において、新しい視点を提供してくれるので、組織として創造性の高まりや思考の柔軟性に繋がり、業務面では特に大きなギャップなどはありません。入社後半年間は、日本語学校での日本語レッスンを会社としてサポートしているので、最近では日本語で挨拶もしてくれるようになり成長を感じています。
ー今後のインド工科大学からの入社についてのお考えを聞かせてください。
今後も採用は継続していきたいと考えています。
データサイエンティストとして必要な知識・能力を有していることは言わずもがな、新卒から海外で働きたいといったハングリー精神をも併せ持ち、アイフルグループのイノベーション促進、競争力の向上、グローバル展開に、大きく貢献してくれると期待しています。
▼デジタル推進部寺岡部長
ーインド工科大学からの入社について不安などはありましたか?
高い技術力と論理的思考を持つ優秀な人材が多い印象だったので楽しみでした。文化的な違いや意思疎通について少々不安もありましたが、英語が堪能なエンジニアにメンターしてもらっているのでコミュニケーションも問題なかったです。
ーインド工科大卒業生について、どのようなことを期待しますか?
現在はソフトウェアエンジニアとして、主にフロントエンド、バックエンドシステム開発を担当してもらっています。強い数学的・アルゴリズム的思考を持っているので、本格的な開発はこれからですが、コーディングのスピードや効率性も高いので期待しています。
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・さいごに
アイフルグループでは、インド工科大学(IIT)をはじめとする世界トップクラスの教育機関からの優秀な人材の採用を積極的に実施しています。とくにインド工科大学の卒業生は、技術的な知識だけでなく、グローバルな視点でチームに新しい視点を取り入れ、各地域や特性やニーズに合わせたサービスを提供するためにも期待されています。今後もアイフルグループは、世界中からさまざまなバックグラウンドを持つ、優秀な人材を迎え入れ、活躍できる場を提供しながらデジタル化やデータ活用などを進め、グローバルなIT企業へと成長していきます。
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