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アイフルグループのエンジニアが語る「エンジニアとしての強み」

皆さんこんにちは!
今回から定期的にアイフルグループでエンジニアをしているメンバーが持ち回りでITやエンジニアの仕事についてご紹介していきます!

今回は、アイフルグループのエンジニアが「デジタルIT推進力」を更に高める為に取り組んでいるポイントについて、ご紹介します!
ぜひ最後まで見ていただけると嬉しいです。


■アイフルグループのエンジニアとしての強み

1.高い「デジタルIT推進力」
IT企業への変革を目指してデジタル技術の推進に注力しています。グループ全体のシステム開発を担っており、デジタルITに高い意識を持つ担当者たちが連携し、効率的かつ協力的にシステム構築を進めています。この体制により、現場が求める高度で柔軟なITサービスを提供しています。

2.積極的な「内製化」
デジタル分野において内製化を積極的に進めています。これにより、現場の担当者と密接に連携しながらシステム開発を行うことができ、現場のニーズを迅速に把握し、反映させることが可能です。

3.業務理解を深め「システム提案」 
システム構築のみならず、現場の担当者と密に連携しながら、「システム観点」からの意見や提案を積極的に行っています。
業務内容や作業方法などの理解を深める事で自らの意見で、
より効果的なシステム構築を実現することが可能です。

■アイフルグループのエンジニアが重要視する顕在ニーズと潜在ニーズの違い

エンジニアにとって現場の「ニーズ」を正確に把握することは、システム開発の成功に欠かせません
現場からの要望には「顕在ニーズ」と「潜在ニーズ」という2種類の異なるニーズがあり、両者を理解することが必要です。

1.顕在ニーズと潜在ニーズとは?

「顕在ニーズ」と「潜在ニーズ」は、現場の担当者が求める要望や必要な機能を分類するための用語です。

■ 顕在ニーズ
現場の担当者が自覚しているニーズのことで、具体的でわかりやすい要望を指します。例えば、「作業の効率化を図りたい」「処理速度を向上させたい」といった、現場が抱える問題に対して直接的に解決を求めるニーズがこれに該当します。

 ■ 潜在ニーズ
気づいていない、または明確に表現していないニーズを指します。現時点では課題として認識していない場合でも、業務の成長や将来的な展開を考慮した際に必要となる要素です。
例えば、「将来的に利用者が増加した際に対応できる」や「急な仕様変更に柔軟に対応できる拡張性」などが潜在ニーズに該当します。
現場が抱える課題を根本的に解決し、将来のニーズを見据えた設計に繋がる重要な要素です。

2. エンジニアが顕在ニーズと潜在ニーズを理解するメリット

1.満足度の向上
顕在ニーズを満たすだけではなく、潜在ニーズにも対応することで、現場からの期待を超える価値を提供できます。
予想以上に使いやすいシステムや、長期的に役立つ設計は、満足度向上に繋がります。

2.追加コストや時間の削減
潜在ニーズに対応せずに後から機能追加を行うと、追加コストや作業量が増加することがあります。
これを防ぐためには、プロジェクトの初期段階から潜在ニーズを考慮し、開発を進めることが重要です。開発に必要な機能を最初から考慮することで、無駄なコストや手間を省くことができます。

3.エンジニアとしての価値向上
顕在ニーズだけでなく潜在ニーズも把握して対応することで、エンジニアとしてのスキル向上が期待できます。
現場からのニーズを幅広く理解し、将来を見据えた設計ができるエンジニアは、より高い評価や信頼を得ることができます。

3.顕在ニーズと潜在ニーズを引き出すための対応

現場のニーズを正確に引き出すには、以下のようなアプローチが有効です。

1.ヒアリングを丁寧に行う
顕在ニーズを理解するためには、現場の業務や課題について丁寧にヒアリングを行うことが重要です。
現場の担当者が認識している問題や改善点を引き出し、どのような機能が求められているかを把握します。
また、システム要望に対して、「なぜそのシステムが必要なのか?」と深掘りして質問することも、ニーズを明確にするためには重要です。

2.業界や業務内容を理解する
潜在ニーズを理解するためには、業界や業務内容について理解することが重要です。
業界特有のニーズや将来的に発生する可能性のある課題に関する情報を収集し、業務に与える影響を予測します。また、業務内容や作業手順を理解することで、実際に改善すべき課題を見つけ出す手がかりとなることがあります。

3.柔軟なシステム設計を心がける
顕在ニーズと潜在ニーズの両方に対応するためには、柔軟なシステム設計を意識して開発を進めることが重要です。
例えば、モジュール化やクラウドサービスの活用により、機能追加や変更が容易な設計を実現することができます。これにより、将来のニーズに迅速に対応できる柔軟性を持たせることができます。

■まとめ

 アイフルグループのエンジニアとして現場からの「顕在ニーズ」と「潜在ニーズ」を理解することは、システム観点からの適切な提案や満足度の高いシステム構築を行う際に重要な思考となっています。 
現場のニーズを理解してグループ全体の業務改善を「デジタルIT」の力を借りて進めていきます。