見出し画像

ハッカソンレポート in 泰日工業大学

タイ・バンコクにある、ITなど日本企業のニーズ変化に合わせた教育を推進している泰日工業大学。2024年10月、こちらの大学でアイフルが主催する2回目のハッカソンが開催されました。

授業の一環として実施された今回のハッカソンには、昨年の参加人数を大きく上回る学生が参加し盛り上がりを見せました。この記事では、ハッカソン開催の実施背景や当日の様子についてご紹介します。

<泰日工業大学(たいにちこうぎょうだいがく)>
泰日工業大学はタイの首都、バンコクにて2007年に開学し、日本型のものづくりの考え方を基盤として、タイと日本の友好と産業の人材育成を目的とした私立大学。4年制学部教育(工学部・情報学部・経営学部)と2年制大学院教育(工学技術学、情報技術学、工業経営学、上級企業経営学)がある。

アイフル主催で行われるハッカソンは、教育現場における理系人材の育成への寄与や技術実践機会の提供などの目的があるほか、理系や技術系の人材確保の促進やタイを拠点とするアイフルグループ「AIRA&AIFUL」への採用活動といった側面もあります。

そのような背景があるなか、泰日工業大学では2回目の開催となったハッカソンは「AI Application for Smart Health」をテーマに実施されました。参加した169名の学生たちは43グループに分かれて、健康や安全性をテーマにAIを活用したアプリ開発の課題に挑みました。

当日は、ランサン校長によるオープニング挨拶でハッカソンがスタート!
いよいよ開始する、という興奮と緊張感が高まります。

ランサン校長によるオープニング挨拶

ハッカソン開催前に泰日工業大学で行われた予選会通過者・学生向けの特別講座。決勝戦とは別で平日に大学の授業として実施されました。

予選会通過者・学生向けの特別講座

特別講座も踏まえ、今回のハッカソンには参加学生の方々もいつも以上に熱が入ります。
発表では、チームごとに開発したユニークなアプリがさまざま紹介されました。泰日工業大学の教授4名とA&Aから代表の2名がファイナルラウンドの審査員を務め、学生方の発表を真剣な眼差しで見つめていました。

43グループの中から、厳正なる審査を勝ち抜き優勝したのは、携帯電話上で詐欺等の不審な着信をAIを用いて検知するアプリを開発したチームでした。優勝チームには、AIRA&AIFULから記念品と表彰状が送られ、優勝チームの方たちの達成感に満ちた笑顔が印象的でした。

2回目となる今回の開催は、先述のとおり参加人数が大幅に増え、これまでのハッカソンを通して、アイフルやA&Aの認知度が大きく高まっていることが確認できた会でもありました。また、参加学生の方々の様子もとても意欲的で、テーマに対する成果物としてのアプリは前回よりもレベルアップ。優秀な学生の方々が多く参加した第2回ハッカソンとなりました。


おわりに
今回のハッカソンは、アイフルの学生インターンを増やすことを目的とした学生との交流面と、大学側の高度技術教育と経験を学生へ与えたいというニーズが合致し、スムーズなテーマ設定や段取りで進めることができました。
開催後のアンケートでは、参加された半数以上の学生の方たちから「満足」「自分の成長できる良い機会だった」と回答いただき、学生の皆さんにとっても有意義な時間を提供することができました。
今後もハッカソンを通して他大学とのコラボレーションなどイベント規模の拡大を視野にいれながら、さらなる内容充実、専門人材の育成や確保などを目指して、次の開催に向けて進めていきます!