シン・アイフル経営道場 ~For Colorful Life.の実現に向けた挑戦~
こんにちは!
アイフルのnote編集担当チームです。
アイフルグループは、Visionである『For colorful Life.』の実現に向けた取り組みとして『シン・アイフル経営道場』を開催しました。
本プログラムでは、ファーストリテイリング(ユニクロ)の執行役員を務められ、リード・ザ・ジブンを起点にした人材組織変革を手がけるUNLOCK POTENTIAL(「人と組織の可能性を解き放つ」の意味)を設立された、宇佐美 潤祐さんを講師に迎え、約半年間にわたり次世代リーダーの育成に取り組みました。
リーダー候補となる課長職が5グループに分かれてアイフルグループの現状課題を分析し、各グループで策定したビジネス構想の経営層報告をもって終結しました。
今回は、宇佐美さんから学ぶ経営構想とアイフルグループの幹部候補生の育成への取り組みについてご紹介します。
あの有名な著者 宇佐美 潤祐さんが講師!?
今回のシン・アイフル経営道場の講師としてお招きしたのは、『ユニクロの仕組み化』『リード・ザ・ジブン』の著者である宇佐美 潤祐さん。
実は、約20年前にもアイフル経営道場を実施しており、その際にも宇佐美さんを講師としてお招きしており、今回も快く引き受けていただきました。
シン・アイフル経営道場 始動
アイフルグループは『IT企業への変革~100年続く企業を目指す~』を目標に掲げ、事業拡大を目指しています。
この達成には、システム・UI/UXの内製化やM&Aや海外進出に加え、これらを支える経営層の育成、次世代の経営リーダーが必要不可欠です。
新卒や中途社員研修、スキルアップ研修は実施していましたが、向こう10年を見据えたとき、次の経営層を育成するための研修は長らく実施していませんでした。
現代の経営環境は、変化のスピードが速く、不確実性が高い状況が続いています。このような時代において、リーダーには柔軟性、洞察力、そして決断力が求められています。幹部候補たちが次世代のアイフルグループを牽引する経営リーダーとして成長できるようにシン・アイフル経営道場が始動しました。
集中型研修とはいったい・・・
4月中頃、次世代の経営リーダーとして 26名がアイフル京都本社に集められました。
今回の研修では16冊の課題図書が配布され、ただ経営知識を学ぶだけのものではなく、マーケティングや人材育成、ITマネジメントと多岐に渡る知識の習得に加え、経営トップとのセッション、グループディスカッションを通じて、経営者としての視座や覚悟を多面的に学べるカリキュラムでした。
月に1度、2日間にわたって行われる集合研修では、自己分析を行い、キャリアビジョンを明確にした上で、自身が何を何遂げたいのか 「My aspiration」を定めます。何し遂げたいaspirationのためにジブンチェンジプランを作成し、全6回の講義のはじめに日々の業務を通して、 ジブンチェンジプラン実践の振り返りを行い、 グループメンバーからフィードバックをもらいます。
また、並行してアイフルグループのVisionであるFor Colorful Life.を実現するための経営構想の策定も行っていきました。
私たちが考えるアイフルグループ
研修の最終着地となる経営戦略の実現に向けたアクションプランの議論を重ねていきました。カリキュラムの中には各グループが宇佐美さんとのセッションの機会が設けられており、時には厳しい指導をしていただきながら、経営構想のブラッシュアップを進めていきました。
会場には緊張感が漂う中『らしさ』を出した演出として、お揃いのTシャツで登場するグループもあるなど、会長や社長をはじめとする経営層へ研修を通じてまとめた経営構想を報告しました。経営層からは、各グループに対しての率直な意見や感想が述べられるとともに、経営者としての鋭い視点から多くのフィードバックがありました。経営構想の実現性や、組織・グループ全体への影響など多角的な視点も含まれており、経営層との直接対話を通じて実践的な経営者視点を得ることができ、非常に学びの多い時間となりました。現場の提案を経営層がどのように受け止め、評価するのかを体感できたことは、次世代のリーダーの成長において大きな意味を持つものとなりました。
講師である宇佐美さんに今回のシン・アイフル経営道場についてお伺いしました!
▼シン・アイフル経営道場を実施した感想
約20年ぶりに復活したシン・アイフル経営道場を通じて、26名の道場生が非常に積極的に参加し、アイフルグループを支える次世代経営者としての土台を築いてもらえたことに感無量の思いです。経営トップの講和を通じて経営者としての覚悟や矜持を深く理解してもらい、精神的な成長が促進され、それが大きな成果に繋がったと感じています。
この7カ月間での自己評価による成長度は、基軸力、構想力、実現力のいずれも大きな進展があり、特に経営者としての基軸力の向上が予想以上でした。20年前に研修生をして参加されていた方が経営トップとし会場におられたことは非常に嬉しかったです。
▼過去のアイフル経営道場との比較
過去の道場と大きな違いは、道場生が経営課題を単なるビジネスの問題にとどまらず、アイフルグループの持つリソース・強みを活かして社会課題解決に取り組む視点を持つようになったことです。今回はすべてのグループが社会課題と経済価値の両立をテーマに提案を行っていました。
また、道場生の構成が非常に多様になり、アイフルだけでなくライフカードやグループ会社全体からの参加、女性参加者の増加も見られ、部門なども様々だったのでより多様な経験・知見をもった人のぶつかり合いのダイナミズムが生まれていました。
▼研修後に期待すること
道場生には、学んだことを実際の業務にどんどん反映し、アイフルグループの変革に繋げてほしいと期待しています。経営道場での学びを通じて、道場生が目指すべきは、単なる経営知識の習得にとどまらず、実際に変革を引き起こす力を持ったリーダーとしての成長です。最終報告で会長や社長が強調されたように、道場生のリーダーシップジャーニーはここから始まります。未来のアイフルグループのVisionを支えるために、道場生が社会的価値と経済的価値を両立させる挑戦に立ち向かい、グループ全体を牽引していくことが求められます。特に、将来的には、道場生の中から経営トップ層が登場し、さらに多くの後継者を育てる役割を担うことが重要です。また、道場生には自分の視野を広げ、知的好奇心を持ち続けることを期待しています。経営知識やツールの理解を深め、積極的に新たな課題に挑戦してほしいと感じています。
研修生の感想と今後の業務へどう活かしていくのか聞いてみました!
◆シン・アイフル経営道場に参加した感想を教えてください。
松尾さん)
研修を通じて様々な気づきや学びがありました。参加したメンバーは日々の業務の中で関わることがない方やバックボーンが全く違うからこそ、自分と違う考え方や視点があり多くの気づきを得られました。様々な意見や考え方があるからこそ新しいものが生まれ、それこそが組織の成長につながり『For colorful life.』を実現することにもつながると研修を通じて学ぶことが出来ました。
◆今回の研修と業務をどう活用していきますか?
松尾さん)
約半年間の研修では経営リーダーとしてマーケティング、財務、人材育成に関する様々な“知識”を学びました。この知識をただ知っているだけではなく、意識して日々の業務でアウトプットすることで、“知恵”として自身の中で腹落ちさせ、業務に活かしていきたいと思います。
◆シン・アイフル経営道場に参加した感想を教えてください。
山岸さん)
グループワークを通じ、多様性って本当に大事だと実感しました。個性や知見を集結すれば、目標より高い位置、あるいは一人では絶対にたどり着かなかった地点へも行けるのだと思います。今回の研修で、社内に多くの仲間ができたことは、素直にうれしく心強いです。今後もアイフルグループの発展に寄与できる関係でい続けられたらと思います。
◆今回の研修と業務をどう活用していきますか?
山岸さん)
個人では「ジブンチェンジ・プラン」で自分のなりたい姿に向かって日々ブラッシュアップしていくこと。業務では「自部署の業務が会社全体の戦略やVisionにどう貢献するのか」という大局的な視点を持つことやフレームワークを用いてスピーディーに判断していくことを実践していきたいと思います。
『シン・アイフル経営道場』の実施は、 次世代のリーダー成長・育成がより一層重視される中で、 アイフルグループ発展の第一歩として確かな成果を残したことでしょう。